内々定
大学4年生になり、私は例に漏れず就活生としての日々を過ごしていました。
Fラン大学である学歴に多少のコンプレックスを感じていた当時の私は、 地元の有名企業にしか目を向けておらず、特に「地方銀行に入れば将来安泰だぜ!!」 なんてバカな事しか考えていませんでした。
そんな折、最終面接の人事部長の一言 「今回、あなたに内々定を出します。」 面接途中のこの言葉を受け、私は
「よっしゃ!勝ち組確定や!!」 と心の中で思っていまいた。
今思えばそんな訳ない事は分かるのですが、当時の私の頭の中はお花畑(笑) 加えて就活自体3月からエントリーを開始し5月上旬の内々定。 しかも地元で名の通っている地方銀行に!!
この結果を受けた私は、他のエントリー先の企業の選考を即辞退し 入行を決意したのでした。
今、思うとここが私の人生の大きな分岐点だったなぁ〜(笑)と感慨深く思います。
内定式
内々定を受けた後の私は何をしていたかというと 人生の夏休み(笑)を謳歌してました!! 大学も単位自体は取り切っていて、やる事といえばバイト、部活、旅行、飲み会の日々
今でも思う「あの頃が一番楽しかったなぁ〜」 そんな日々の中、10月になり内定式の時がやってきた。
内定式自体、どんな内容だったか細かい事は忘れましたが 就活時のような簡単な企業内容の説明と人事部との座談会と 最後に懇親会がありました。
その際に、同期となる内定者同士の顔合わせで連絡先を交換。 地元国立大学出身やUターン組の有名大学出身者、他県出身者もいて 学歴コンプレックスの私は少し居た堪れない心情でしたが すぐに打ち解けることができ、楽しい内定式でした。
当時、仲のいい同期と出会えてなければ 私は銀行員生活を続けられなかったと思います。
今更だけど言いたい、「本当にありがとう。」と
その後
内定式後、私はすぐに資格試験の勉強に取り掛かりました。
実は、内定式の際に人事から
「入行前に必ず証券外務員試験を必ず取っておいて下さい。」
と言われ学習に取り掛かり、12月に私は取得することが出来ました。
資格の内容自体は今思えば難易度は低く、一発合格。
専門用語(デリバティブ取引とか)を覚えるのに時間は掛かりましたが…。
しかも、その際の教材費・受験費用ですが銀行負担で実質0円!!
不合格分は自己負担になりますが、福利厚生に関してはいい環境だと今でも思います。
その後は、特にやる事もなく人生の夏休みを謳歌…
していましたが、大学生活の終わりが近づくにつれて
不安な気持ちが段々と膨れ上がっていきました。
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